ぷーすけのBLマンガ感想覚書、猫ブログ

東京に住むアラサーが書くブログです主にBL漫画の感想がメインです

きのう何食べた? よしながふみ

著名BL作家のよしながふみが一般誌に連載している作品で、BL的シーンなどはほぼありません。家庭料理日常マンガといったカテゴリでしょうか。

以下公式サイト説明。

筧史朗(弁護士)と矢吹賢二(美容師)の「食生活」をめぐる物語です。キャッチフレーズは「2LDK男2人暮らし 食費、月2万5千円也。」

料理×ホモというのが分かりやすいですね。

著者のよしながふみは食べ物が好きで、いろいろエッセイとかほかの作品もそれにかかわるものが多いですがこれはとても身近な料理にスポットをあてています。

上記に加え、ゲイの日常だったり、中年男性あるあるの表現だったりがメインのBLというより日常マンガかと思います。

個人的には料理もとても実用的で、また日常のシーンが面白いのでBL問わずおすすめです。 

 

以下ネタバレ含みます。

40~50台のゲイカップルの日常を晩御飯をメインに描いています。

最初にも書きましたがほぼBL的な部分は無くカップルというよりは家族として、家庭内のやり取りだったりご近所さんや、職場でのお話ですね…

胸キュンとかよりは、ああよかったねぇっていうことが多いです。基本的にコミックス1冊で作品の中で1年たっていますが年々シロさんのお母さんが年を取っていったり、シロさんやケンジがハゲが進んだりり、老眼が始まったりとなんだか人事だと思えなくてつらい部分もありますがそれはそれで楽しい。

シロさんとケンジが彼らなりにイチャイチャしてるところが好きで、これ実際同人誌だったらどうなってるんだろうとか、本人が昔みたいに同人誌出してくれねえかなと思ってたら、この冬コミで本人から出していただけてもうありがてぇ…と思いながら通販で買いました。もうやるとこやってるやんけとか、元彼糞野郎だなと思いながら読みました。まだ通販しているかどうかは分かりませんがお勧めです。

 

もともと「西洋骨董洋菓子店」でよしながふみを知りたまたま立ち読みしていた週刊モーニングで連載が始まり毎回読んでいますが、月1連載なのでなかなか進みません。

公式サイトでお試し版が読めますのでよかったら読んでみてください。

 きのう何食べた? / よしながふみ - モーニング公式サイト - モアイ

というわけで大変お勧めです。

くいもの処 明楽 ヤマシタ トモコ

今大人気のヤマシタトモコさんの初?単行本です

若者×おっさんで男っぽいと思う作品

以下アマゾンの概要です。

いいかクソガキ 戻れねぇ年なんだ

居酒屋『くいもの処 明楽』の店長・明楽高志のそこそこ順調な人生は、年下の生意気なバイト店員・鳥原泰行からの突然のマジ告白と「危機感ヨロシク」発言によって一変する。
年上としての意地も、男としてのプライドも通用しない鳥原に平穏な日々を乱されビビる明楽だがー! ?

 

やり取りがいちいち男っぽいといいますか、ガサツっぽさを感じる、でも何か繊細さがある印象をうけました。

個人的に食べ物が好きだからか、料理店だったり、料理にかかわる作品が好きなので本作はBLだけじゃなく作品全体を通して雰囲気が合います。

これ今読んで思ったけどホモ×ノンケの作品が割と好きですね。

ただ、絵が荒削りといいますか最近の作品と比べると雑っぽいです。後個人的にはこの作品はすごくくどいというか、このせりふ言うために引っ張ってるぞ、引っ張ったぞ、言ってやったぞ!!!!って言う印象が強いのでヤマシタトモコが苦手な人は特に苦手な作品なんじゃないかと思います。

 

以下ネタバレ含みます。

 

クールっぽい鳥君とガサツっぽい明楽の対比と、年下でまだ青い鳥くんと意外と大人な明楽の対比がいいなぁと。

鳥君は若くて青い衝動で進んじゃうけどちょっと年を取り傷つくのが怖いが包容力のある明楽が受け止めてなんとなくうまくいっちゃうというのがおおむねのストーリーじゃないかと。

よく言えば天真爛漫な明楽がクールな鳥君を振り回してそうなんだけど結局は年上の魅力で甘えさせちゃう力がありそこがサイコーですわ。

個人的にヤマシタトモコ作品は主人公カップル以外が好きだったりするんだけど、この作品は特にそんな気がします。

 

収録の短編はとりあえず別の機会に

 

同級生 中村明日美子

私が初めて読んだBL漫画で、BL初心者に読んで欲しい1冊。

そして私のバイブルです、

あらすじはこちら。

合唱祭前の音楽の授業中、同級生でメガネの優等生・佐条利人が歌っていないことに気付いた草壁光。佐条は歌なんかくだらないのかと思っていたが、ある日の放課後、だれもいない教室でひたむきに歌の練習をする佐条の後ろ姿を見た草壁は思わず声をかける…。高校時代のピュアな恋愛をさわやかに描いた、青春ときめきボーイズ・ラブ第1弾!!

 

 初めて読んだBL作品で、何の違和感も無く最後まで読んでしまってBLに嵌るきっかけになった。

作者はいわゆる耽美系の作品や、暴力や差別などがテーマが多い中とても読み易く、語弊があるがカジュアルでさわやかな作品です。

あまりに自然な恋愛なので男同士ってことに違和感を覚えずに当たり前のこととして受け止めてしまうところがこの作品をBL初心者にお勧めする理由ですね。

それにセックスシーンなどもありませんし。

 

以下ネタバレ含む感想です。

 

佐条君はもう、萌えの権化ですね。

おバカ高校の中で一人だけ頭がよくまじめメガネで友達が少ない男の子佐条君が、軽音楽部のチャラく明るく仲間と組んでるバンドでギターを弾いている男の子草壁と恋に落ちるなんてもう堪らんですな。

少年でも無く、青年でもなく高校生のほんの一瞬の輝きの中でふとしたことから恋に落ちて、中を深めていく。

「同級生になれたじゃん、俺たち」ってせりふを草壁が言ったときはもう一生ついていきますって思いましたし、佐条君もそうだと思います。

こうやって書いてると完全に佐条君が受けというか、言葉を受け止める側っぽいですけど実際はそういうわけではなく、佐条君が颯爽と決めちゃうシーンもあり、ああもう好きって思います。

 

 

 語ると止まらないのでいったんここら辺で。

 

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